9/18 遊説 |
秋の七草は、萩、桔梗、葛、女郎花、藤袴、尾花、撫子からなり、春の七草と違い食べるものではありません。そもそもは、山上憶良(斉明天皇6年(660年)ー 天平5年(733年))が万葉集で詠んだ「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」という句が、秋の七草の由来だと考えられています。
ハギ、オバナ(ススキ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、アサガオ(現在の朝顔ではなくキキョウだと考えられています)は、どれも秋の花の代表として親しまれてきた草本であり、春の七草は「七草がゆ」にして食べるなど、”食”を楽しむものですが、秋の七草は花を”見る”ことを楽しむもののようです。
一方で、秋の七草は民間薬や漢方薬としては古くから使われている草でもあります。例えば、ススキの根には解熱や利尿作用、ナデシコはむくみや高血圧に、フジバカマはお風呂に入れるとかゆみをとる、ハギやキキョウの根には咳止めの効能など、色んな効果があるんだそうです。特にクズから作る葛根は、葛根湯の名で風邪薬としても有名ですね。
そうは言っても、この日はまだ日差しが強く、汗をかきながらの遊説となりました。今回の遊説は二年生が主体となり、一年生はその見学となって次の遊説に生かす形となります。
高田馬場駅前をお借りして、道行く聴衆に自らが思う社会問題を熱く語りかけました。
話すテーマは様々でしたが、自分が行った弁論や研究の内容がやはり多かった気がします。普段の活動と違い止まって真剣に耳を傾けてくれるわけではないという、遊説特有の環境でも自らの思いを伝えようとする意思があったからこそ、皆さんそのテーマを選んだのでしょう。
各自が5分の持ち時間×2回の遊説を行い、この日の活動は終了となりました。